電池自動車の本格普及にむけて高効率?高出力?高耐久を実現する燃料電池を実用化するために、新たな電極触媒?高分子電解質、および触媒層の研究開発を進めて、機能発現や劣化メカニズムを解明します。
【研究開発の概要】
地球温暖化の防止に向けて、カーボンニュートラルの実現が世界的な課題となる中、水素エネルギーがその鍵として注目されています。日本では、平成29年に世界初となる「水素基本戦略」が策定され、以来、国際的なリーダーシップを発揮してきました。山梨大学では、水素の本格的な普及に向けて、水素を「つくる」(水電解)と水素を「つかう」(燃料電池)を実現する「触媒材料」「電解質材料」「GDL?MPL」「ES塗工」等の研究に加え、更に研究を加速する「自動実験」についても取り組んでいます。
これらの取り組みにより、SDGs目標「目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「目標11:住み続けられるまちづくりを」「目標12:つくる責任 つかう責任」「目標13:気候変動に具体的な対策を」の達成に向け推進しています。